世界銀行 (World Bank) が公開する65歳以上人口割合データから、対象期間1960年〜2024年・上位30か国分の年次推移を収録しています。値の単位は%(小数点以下2桁)。集計値(地域別・所得階層別)は除外しています。
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チャートの操作方法
「再生 / 一時停止」で年次アニメーションを開始・停止、年スライダーで任意の年へ移動、速度セレクタ(0.5×/1×/2×)で再生速度を変更できます。各年は上位12件を表示し、収録データは最新年の上位30件です。
このランキングについて
この指標について。 「国別高齢化率の推移」は 世界銀行 (World Bank) が公開するデータ(指標コード SP.POP.65UP.TO.ZS)を本ランキングが整形したものです。総人口に占める65歳以上人口の割合で、値の単位は % です。
このチャートの見どころ。 編集部のおすすめは日本の一本を追うことだ。1960年代には6%未満の「若い国」が、急角度で欧州勢を抜き去り約30%へ——上に残るのはモナコだけになる。日本がイタリアを抜いて 2 位に立ったのは 2003 年で、それ以降この順位は動いていない。
注意点。 モナコやプエルトリコのような人口の小さい国・地域も同列で順位に入ります。値は国連 World Population Prospects などの推計をもとにしており、特に近年や小規模国では推計・補間が含まれます。
データから読み取れる傾向
1960 年代の上位はオーストリア・ベルギーなど欧州諸国が 10〜12% 前後で並んでいた。一方、当時の日本は 6% に満たない「若い国」だった。それが 1990 年代以降に急角度で立ち上がり、2000 年代半ばにイタリア・ドイツを追い抜いて、主要国では世界一の高齢化率となる。最新年の日本は約 30% で、これより上にいるのは人口 4 万人弱の都市国家モナコ(約 36%)だけ。「世界最速で高齢化した国」という日本の姿が、このレースでは 1 本のバーの駆け上がりとしてそのまま見える。
追いかける側も動きが速い。イタリア・ポルトガル・ギリシャ・ドイツ・フィンランドが 23〜25% で密集する欧州グループを形成し、プエルトリコは若年層の米本土流出も加わって 25% 近くまで急上昇した。なお本ランキングは最新年の値が大きい順に上位 30 か国を選ぶ設計のため、高齢化率が 20.5% に届かない国は収録されない。急速な高齢化で知られる韓国が表に現れないのはそのためで、いま高齢化していないという意味ではない。高齢化は先進国だけの現象ではなくなりつつあり、タイや中国など「豊かになる前に老いる」国々の動向が次の論点になっている。
日本の駆け上がりは、この30か国のなかでも突出している。1960年は5.74%で30か国中26位、下から5番目の「若い国」だった。それが1990年代以降に急角度で立ち上がり、2003年にイタリアを抜いて2位。2024年は29.78%で、1960年の5.19倍である。+24.04ポイントという上げ幅は30か国で最大だ。以来20年以上、日本より上にいるのは人口4万人弱のモナコ(36.17%)だけという状態が続いている。
同じ速さで動いた国はほかにもある。香港は1960年の2.73%から2024年の22.67%へ8.30倍になり、30位から13位へ。プエルトリコは4.96%から24.72%へ28位から3位、ボスニア・ヘルツェゴビナは3.47%から22.23%へ29位から15位である。1960年に最も若かった3つの地域が、そろって上位グループに合流した。上昇の速さという点では、これらは日本と同等かそれ以上だった。
逆に、1960年の上位はいま下位にいる。オーストリアは12.22%から20.61%へ1.69倍にとどまり3位から28位、ベルギーは4位から29位、スウェーデンは5位から26位、オランダは15位から30位、デンマークは10位から24位である。早くから高齢化していた欧州の国々は、その後の上がり方が緩やかだった。移民の受け入れによって若い人口が補われてきたことが、この緩やかさの一因と考えられる。
全体としては、水準が上がりながら差は変わっていない。30か国の平均は1960年の9.01%から2024年の22.92%へ2.5倍になった一方、最上位と最下位の差は16.21ポイントから15.67ポイントとほぼ同じである。全員が同じだけ持ち上がったのではなく、順位が大きく入れ替わりながら開きだけが保たれた形だ。なおこの表には人口4万人のモナコと1億2千万人の日本が同列に並ぶ。小さな地域では数千人の増減で比率が動く点は割り引いて見たい。
雑学クイズ
高齢化率が7%・14%・21%を超えた社会は、それぞれ何と呼ばれる?
順に「高齢化社会」「高齢社会」「超高齢社会」。日本は1970年に7%、1994年に14%、2007年に21%を超えた。(出典)
高齢化率が7%から14%に達するまでの「倍加年数」で、日本が要した年数はおよそ何年?
約24年(1970年→1994年)。フランスの約115年、スウェーデンの約85年と比べ、世界でも際立って速い。(出典)
団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者になることで、医療・介護需要が急増するとされる問題は?
2025年問題。1947〜49年生まれの団塊の世代が2025年までに75歳以上となることを指す。(出典)
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出典: World Bank「Population ages 65 and above (% of total population)」(SP.POP.65UP.TO.ZS), CC BY 4.0。