総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)<品目分類>各年の都道府県庁所在市別支出金額及び購入数量」の第6表「飲料」シートから、対象期間2006年〜2024年・52都市分の『緑茶』年間支出額を年次系列で収録しています。値の単位は円(1世帯あたり年間支出)です。集計値(全国、都市階級、地方)は除外しています。家庭で購入された緑茶の金額が対象です。
ランキングの見方
本ランキングは1世帯あたりの「緑茶」(茶葉)年間支出額(円)を都道府県庁所在市・政令指定都市別に並べたものです。家庭用に購入する茶葉が対象で、ペットボトル等の茶飲料は別品目です。世帯ごとの支出傾向を見るためのデータであり、商品の品質や価格の優劣を示すものではありません。
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チャートの操作方法
「再生 / 一時停止」で年次アニメーションを開始・停止、年スライダーで任意の年へ移動、速度セレクタ(0.5×/1×/2×)で再生速度を変更できます。各年は上位12件を表示し、収録データは最新年の上位52件です。
最新年の上位
2024年の1位は静 岡 市(円)、2位は鹿 児 島 市(円)、3位は静岡市(7664円)でした。最新年の最高値(7664円)と最低値(3312円)には差があり、都市ごとの家庭支出・購入傾向に地域差が見られます。家計調査の値だけで購入理由や商品選好の全体像までは判定できません。
データの注意点
本データは家計調査の二人以上の世帯を対象とした標本調査の年次値です。単身世帯や事業所での購入は含まず、調査対象世帯の規模・年齢構成によるバイアスがあります。年ごとの値は標本変動や表章変更の影響を受けるため、長期傾向を見る際は単年の順位変動だけで判断しないでください。茶飲料や外食での飲用は別品目として扱われる場合があります。
関連アイテムを選ぶときのポイント
家庭で緑茶を楽しむ場合、ティーバッグは手間が少なく日常使いに、リーフ茶は香りや味わいの幅を楽しめます。新茶や抹茶入りなど用途で使い分けるのが一般的です。
あわせて、食品・日用品の購入傾向を比較する場合は、コーヒー支出額が多い都市ランキングや米支出額が多い都市ランキングも参考になります。
データから読み取れる傾向
最新年の上位は静岡市(7,664円)・浜松市が突出し、3位の宮崎市に6割近い差をつける。茶どころ静岡の『産地=消費地』が鮮明に表れた、本シリーズで最も産地依存の強い品目だ。最下位は松江市・秋田市。
編集部としては、緑茶は紅茶・コーヒーと正反対に『土着の産地で最もよく飲まれる』典型だと考えている。ただし全国的にはペットボトル飲料への移行で、茶葉(リーフ)としての家庭支出は長期で減少傾向にある。静岡の突出は、急須で淹れる文化の最後の砦という側面もある。
緑茶の家庭支出は、この19年で大きく縮んだ。収録都市の平均は2006年の5,850円から2008年の6,569円でピークを打ち、2023年の4,222円が最低、2024年は4,324円である。ピークからおよそ3分の1減った計算だ。首位の静岡市も2012年の11,535円から2018年10,104円、2024年は7,664円と下がり続けている。産地であることは順位を守る力にはなっても、水準の低下を止める力にはなっていない。
順位の顔ぶれも入れ替わった。2006年の上位は長崎市9,716円・さいたま市9,173円・松江市7,875円・佐賀市7,510円で、静岡市は上位5位に入っていない。それが2012年以降は静岡市と浜松市が1位・2位を占め続けている。逆に2006年に3位だった松江市は2024年に最下位グループ(3,312円)まで落ちた。19年で首位と最下位が入れ替わるほどの動きがあったことになる。
上下の開きも縮んだ。2006年の最上位9,716円と最下位2,621円の差は7,095円だったが、2024年は7,664円と3,312円で4,352円。全体の水準が下がったぶん、絶対差も小さくなっている。もっとも比で見ると3.71倍から2.31倍へ縮んでおり、こちらも同じ方向だ。よく飲む都市とそうでない都市の差は、この19年で確実に小さくなった。
読むうえでの注意点をひとつ。収録都市数が年によって違う。2006年は35都市、2012年以降は17都市である。家計調査の品目別・都市別の公表対象が年によって変わるためで、都市数が半減している年をまたいで「順位が上がった/下がった」と言うことはできない。比べるなら同じ都市数の年どうし、あるいは同じ都市の線を追うのが確実である。
雑学クイズ
緑茶と紅茶の違いを生む工程は?
発酵(酸化)。緑茶は摘んだ葉をすぐ加熱して発酵を止める(不発酵茶)。(出典)
日本一の茶の生産量を誇る県は?
静岡県(年により鹿児島県と首位を争う)。牧之原台地などが主産地。(出典)
高級緑茶で、収穫前に茶畑を覆って育てる栽培法から生まれるのは?
玉露・かぶせ茶。日光を遮ることで渋みを抑え、うま味を強める。(出典)
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- 紅茶支出額が多い都市ランキング — 対照的に港町・首都圏が上位。
- コーヒー支出額が多い都市ランキング — 別の嗜好飲料。
- 家計調査で見る地域の食文化 — 都市別の食データを横断する読み物。
出典: 総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)<品目分類>各年の都道府県庁所在市別支出金額及び購入数量」第6表「飲料」シート、政府標準利用規約 2.0(CC BY 4.0 互換)。アクセス日: 2026-05-14。Ranking Atlasが出典データを加工して作成。