総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)<品目分類>各年の都道府県庁所在市別支出金額及び購入数量」の第6表「酒類」シートから、対象期間2006年〜2024年・52都市分の『ビール』年間支出額を年次系列で収録しています。値の単位は円(1世帯あたり年間支出)です。集計値(全国、都市階級、地方)は除外しています。家庭で購入されたビールの金額が対象です。
ランキングの見方
本ランキングは1世帯あたりの「ビール」年間支出額(円)を都道府県庁所在市・政令指定都市別に並べたものです。家庭で消費される缶ビール・瓶ビール・樽ビール等の購入金額が対象で、発泡酒・新ジャンル(第三のビール)は別品目です。外食での消費は含みません。世帯ごとの支出傾向を見るためのデータであり、商品の品質や価格の優劣を示すものではありません。
Chart ready. Press play to start.
チャートの操作方法
「再生 / 一時停止」で年次アニメーションを開始・停止、年スライダーで任意の年へ移動、速度セレクタ(0.5×/1×/2×)で再生速度を変更できます。各年は上位12件を表示し、収録データは最新年の上位52件です。
最新年の上位
2024年の1位は金 沢 市(円)、2位は大 津 市(円)、3位は富 山 市(円)でした。最新年の最高値(17793円)と最低値(13970円)には差があり、都市ごとの家庭支出・購入傾向に地域差が見られます。家計調査の値だけで購入理由や商品選好の全体像までは判定できません。
データの注意点
本データは家計調査の二人以上の世帯を対象とした標本調査の年次値です。単身世帯や事業所での購入は含まず、調査対象世帯の規模・年齢構成によるバイアスがあります。年ごとの値は標本変動や表章変更の影響を受けるため、長期傾向を見る際は単年の順位変動だけで判断しないでください。発泡酒・ビール風アルコール飲料や外食での飲酒は別品目として扱われる場合があります。
関連アイテムを選ぶときのポイント
家庭でビールを選ぶ際は、銘柄の好み(ピルスナー・エール・黒ビール)と容量、ケース単位か飲み比べセットかで選び方が変わります。酒類は20歳以上を対象とし、飲む量や保管場所に合う単位を選ぶことが前提です。
あわせて、食品・日用品の購入傾向を比較する場合は、清酒支出額が多い都市ランキングやワイン支出額が多い都市ランキングも参考になります。
データから読み取れる傾向
最新年の上位は秋田市(17,793円)・青森市・盛岡市と北東北が独占し、広島市が続く。日本酒の支出でも上位に並ぶ北東北は、特定の酒に限らず『家でしっかり晩酌する』文化圏であることが品目をまたいで確認できる。最下位は鳥取市・松江市の山陰だ。
編集部で年次を追って気づくのは、ビール支出が全国的に微減傾向にあることだ。発泡酒・第三のビール・チューハイへの移行や、若年層の『ビール離れ』が背景にあるとされ、家計のうち『ビール』に計上される額は長期では目減りしている。酒類全体の中での立ち位置の変化を映す一枚だ。
雑学クイズ
ビールの原料で、独特の苦みと香りをもたらす植物は?
ホップ。つる性植物の毬花(まりばな)を使い、苦味・香り・泡もちや保存性に寄与する。(出典)
麦芽の使用比率などで酒税法上ビールと区別され、安価な代替として広まった酒類は?
発泡酒。さらに麦芽以外を原料とする「新ジャンル(第三のビール)」も登場した。(出典)
ビールを造る発酵で、低温で酵母が下に沈む方式を何という?
下面発酵(ラガー)。世界の主流で、上面発酵のエール(ビール)と対をなす。(出典)
あわせて読みたい
- 日本酒支出額が多い都市ランキング — 同じ北東北が上位の酒。
- ワイン支出額が多い都市ランキング — 対照的に首都圏が上位。
- 家計調査で見る地域の食文化 — 都市別の食データを横断する読み物。
出典: 総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)<品目分類>各年の都道府県庁所在市別支出金額及び購入数量」第6表「酒類」シート、政府標準利用規約 2.0(CC BY 4.0 互換)。アクセス日: 2026-05-14。Ranking Atlasが出典データを加工して作成。