都道府県別年平均気温の推移(1975年〜2024年)

総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ・基礎データ B 自然環境)」の指標 B4101「年平均気温」から、対象期間1975年〜2024年・47都道府県分の年次推移を収録しています。値の単位は℃(小数点以下2桁)。観測値は各都道府県の代表気象官署のもので、県全域の平均ではありません。

都道府県別年平均気温の推移(1975年〜)

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Source: 総務省統計局 — 社会・人口統計体系 都道府県データ 基礎データ B 自然環境 (statsDataId: 0000010102, B4101 年平均気温) · Government of Japan Standard Terms of Use 2.0 (CC BY 4.0-compatible) · accessed 2026-06-11

このランキングについて

この指標について。 「都道府県別年平均気温の推移」は 総務省統計局 (e-Stat) が公開するデータ(e-Stat 統計表 ID 0000010102、指標 B4101)を本ランキングが整形したものです。値の単位は です。

このチャートの見どころ。 編集部のおすすめは、順位ではなくレース全体が半世紀かけてじわじわ右へ伸びていく動きを追うことだ。1993年の冷夏で全47本のバーが一斉に縮む場面は、気候データならではの見ものと言える。

注意点。 観測値は各都道府県の代表気象官署(原則として県庁所在市。埼玉県は熊谷、滋賀県は彦根など例外あり)のもので、県全域の平均ではありません。都市部の観測点はヒートアイランド現象の影響を含み、観測点の移転が時系列に影響することがあります。

データから読み取れる傾向

1 位は半世紀を通じて沖縄(那覇)で、年平均 23℃ 前後と 2 位グループに約 4℃ の大差をつける不動の首位。見どころはその下で、鹿児島・宮崎・福岡・長崎といった九州勢に、東京・大阪・名古屋など大都市が食い込んでくる構図だ。大都市が緯度の割に上位に入るのは、アスファルトと排熱が気温を押し上げるヒートアイランド現象の寄与が大きい。最下位は一貫して北海道(札幌)で 10℃ 前後だが、その札幌でさえ 50 年前より明確に暖かくなっている。

このランキングの本当の主役は順位ではなく「全体の右シフト」だ。47 本のバーは年々の凸凹を均せばどの県も上昇しており、1975年と2024年の差は最小でも1.80℃、中央値で2.40℃、最大は3.20℃に達する、地球温暖化と都市化が重なった半世紀の昇温が、レース全体がじわじわ右へ伸びていく動きとして可視化される。1990 年前後と 2010 年代後半以降に高温年が集中する様子や、冷夏の年(1993 年など)に全バーが一斉に縮む様子も確認できる。

47都道府県の平均で見ると、1975年の14.61℃から2024年の17.10℃へ2.49℃上がっている。この間の最低は1981年の13.96℃で、上昇の起点はそこからだ。1990年に15.91℃まで一気に上がったあと、2000年15.52、2010年15.79とやや足踏みし、2020年16.20、2023年16.80、そして2024年17.10と最近5年で加速している。気候の議論でよく耳にする「産業革命前から1.5℃」という数字と比べると、この2.49℃はかなり大きい。

ただしその大きさをそのまま地球温暖化の速さと受け取ってはいけない。この系列の観測点は各県の代表気象官署、つまりほとんどが県庁所在地の市街地である。半世紀のあいだに周囲の市街化が進めば、地球規模の昇温にヒートアイランドの分が上乗せされる。上げ幅の上位が栃木(宇都宮、+3.20℃)・茨城(水戸、+3.20℃)・千葉(+3.00℃)・埼玉(熊谷、+3.00℃)と関東内陸に集中しているのは、その典型的な現れ方といえる。

47都道府県のうち1975年より2024年が涼しい県はひとつもない。上げ幅は最小でも新潟の+1.80℃、中央値は+2.40℃である。つまり「どの県も2℃前後は上がっている」というのが、この系列から言える最も確かなことだ。順位の入れ替わりは小さく、千葉が23位から17位、愛知が25位から20位へ上がり、東京は16位から24位へ下げた程度である。

年ごとの上下も見ておきたい。1993年の平均は14.55℃で、前年の15.07℃から0.52℃下がっている。記録的な冷夏だった年で、翌1994年は15.83℃と一気に1.28℃戻した。1年で1℃以上動くことがあるということは、2年や3年を比べて「暖かくなった」と言うのは危険だということでもある。最上位と最下位の差は1975年も2024年も13.90℃で、まったく変わっていない。全体が同じだけ持ち上がったという意味で、これは分かりやすい形をした指標である。

雑学クイズ

都市部の気温が周辺より高くなる現象を何と呼ぶ?

ヒートアイランド現象。アスファルトやコンクリートの蓄熱、建物の排熱、緑地の減少などが原因で、等温線を描くと都市が「島」のように浮かぶことから名付けられた。(出典

気象庁が「平年値」として使うのは何年間の平均?

30年間の平均で、10年ごとに更新される。現在の平年値は1991〜2020年の観測値に基づく。(出典

最高気温が35℃以上の日を気象庁は何と呼ぶ?

猛暑日。30℃以上は真夏日、25℃以上は夏日。猛暑日という区分は2007年に正式に導入された。(出典

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出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系」都道府県データ B 自然環境(statsDataId: 0000010102, B4101 年平均気温), 政府標準利用規約 2.0(CC BY 4.0 互換)。