都道府県別男性平均寿命の推移(1975年〜2020年)

総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ・基礎データ I 健康・医療)」の指標 I1101「平均余命(0歳)(男)」から、対象期間1975年〜2020年・47都道府県分の5年frame推移を収録しています。値の単位は歳(小数点以下2桁)。集計値(全国)は除外しています。

都道府県別男性平均寿命の推移(1975年〜)

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Source: 総務省統計局 — 社会・人口統計体系 都道府県データ 基礎データ I 健康・医療 (statsDataId: 0000010109, I1101 平均余命(0歳・男)) · Government of Japan Standard Terms of Use 2.0 (CC BY 4.0-compatible) · accessed 2026-05-07

このランキングについて

この指標について。 「都道府県別男性平均寿命の推移」は 総務省統計局 (e-Stat) が公開するデータ(e-Stat 統計表 ID 0000010109)を本ランキングが整形したものです。値の単位は です。

このチャートの見どころ。 2010年代に滋賀が長野を抜いて首位に立つ場面がこのレース最大の見せ場だ。一方で最下位圏の青森との差は3歳前後のまま縮まらず、トップ争いの華やかさと格差の固定が同居している。

注意点。 都道府県別の平均寿命は国勢調査に合わせて作成される都道府県別生命表に基づくため、値は5年刻みです。平均寿命は「その年の死亡状況が今後も続いた場合の0歳児の平均余命」であり、実在する個人の寿命の予測値ではありません。

データから読み取れる傾向

男性の平均寿命は近年、滋賀県・長野県・京都府・福井県・神奈川県が上位の常連だ。とくに滋賀県は 2010 年代以降に長野県を抜いて全国 1 位を維持しており、医療資源 (病床数・医師数) や運動習慣率の高さがしばしば要因として挙げられる。長野県は女性同様、減塩運動の長期効果が指摘されており、男女ともに健康長寿県として知られる。

下位は青森・秋田を中心とした東北地方が固定化している傾向が顕著で、喫煙率の高さ、塩分摂取量、寒冷地特有の循環器疾患リスクなどが指摘される。男性は女性に比べて上下の差 (約 2.5〜3 歳) がやや小さいものの、青森と上位の滋賀・長野との差は長期にわたり縮まっておらず、生活習慣・医療アクセスの地域格差が構造的に存在することを示唆している。

女性版と並べて見るのが編集部のおすすめだ。上位の顔ぶれが男女で重なる県(長野)と男性だけ強い県(滋賀)があり、両ページを往復すると「健康長寿県」が一枚岩ではないことが分かる。

首位は思ったより頻繁に入れ替わっている。1975年は東京(73.19歳)、1980年は神奈川、1985年は沖縄、そして1990年から2010年まで5回連続で長野が首位を守り、2015年と2020年は滋賀である。10回の調査で首位に立った県が5つあることになる。滋賀は1975年に22位(71.51歳)だったのが2020年に1位(82.73歳)で、上げ幅+11.22歳も47都道府県で最大だった。

その裏返しが沖縄である。1985年に76.34歳で全国1位だった沖縄は、1990年に5位、2005年に25位前後、そして2020年は80.73歳の43位まで落ちた。値そのものは1975年の72.15歳から8.58歳延びているのだが、上げ幅は47都道府県で最も小さい。ほかの県が10歳前後延びるなかで8.58歳しか延びなければ、順位は後ろへ流れていく。長寿県として知られた県が下位に沈んでいく過程が、10個の点で追える。

全国的には、47都道府県の平均は1975年の71.46歳から2020年の81.43歳へ9.97歳延びた。1975年に最も長生きだった東京の73.19歳を、2020年には47都道府県すべてが上回っている。最下位の青森でさえ79.27歳で、45年前の全国トップより6歳長い。全体が押し上げられたという意味では、この指標はきわめてわかりやすい進歩の記録である。

ところが地域差はまったく縮んでいない。最上位と最下位の差は1975年の3.50歳から2020年の3.46歳で、45年かけて0.04歳しか変わっていない。途中は1980年3.11歳、2010年3.60歳、2015年3.11歳と揺れており、縮小の傾向すら見えない。全体が10歳延びるあいだ、上位と下位の間隔だけが保たれ続けたことになる。順位を上げたのは大分(35位→12位)・熊本(27位→9位)・富山(33位→15位)・石川(19位→6位)、下げたのは沖縄・大阪(20位→41位)・静岡(6位→21位)・北海道(24位→39位)だった。

雑学クイズ

「平均寿命」とは何歳の人の平均余命を指す?

0歳児の平均余命。その年の死亡状況が続くと仮定したとき、0歳児が生きると期待される年数を表す。(出典

世界的に男性より女性の平均寿命が長い傾向がある。日本でもそうか?

そうである。日本でも女性の方が男性より数年長く、ほぼすべての国で同じ傾向が見られる。(出典

都道府県別の平均寿命を算出する「都道府県別生命表」を作成しているのは?

厚生労働省。国勢調査などをもとに、数年ごとに作成・公表している。(出典

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出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系」都道府県データ I 健康・医療(statsDataId: 0000010109, I1101 平均余命(0歳・男)), 政府標準利用規約 2.0(CC BY 4.0 互換)。