国別人口の推移(1960年〜2024年)

世界銀行 (World Bank) が公開する総人口データから、対象期間1960年〜2024年・上位30か国分の年次推移を収録しています。値の単位は百万人(小数点以下2桁)。集計値(地域別・所得階層別)は除外しています。

国別人口の推移(1960年〜)

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Source: World Bank — Population, total (SP.POP.TOTL) · CC BY 4.0 · accessed 2026-05-07

このランキングについて

この指標について。 「国別人口の推移」は 世界銀行 (World Bank) が公開するデータ(指標コード SP.POP.TOTL)を本ランキングが整形したものです。値の単位は 百万人 です。

このチャートの見どころ。 見どころは首位交代の裏で進むもう一つの逆転劇だ。1960年代に4,500万人だったナイジェリアが2.2億人超へと5倍化し、3位・米国を脅かす位置まで迫ってくる——次の半世紀の主役がどこかを、チャートが先取りしている。

注意点。 人口は国勢調査の間を推計でつないだ値で、新しいセンサスのたびに過去分が遡って改定されることがあります。中国とインドの首位交代の正確な時期も推計方法により数年ずれるため、「およそ2023年前後」と幅を持って読んでください。

データから読み取れる傾向

1960 年代の首位は中国 (約 6.7 億人) で、その後も世界 1 位を維持してきた。しかしインドが急速に追い上げ、国連の推計では 2023 年に中国を抜いて世界 1 位となったとされる。本ランキングのデータソース(World Bank)では逆転はもう少し早く、2021 年にインド 14 億 1,420 万人が中国 14 億 1,236 万人を上回っている。推計方法によって数年ずれる典型例だ。中国の伸びが鈍化した要因は「一人っ子政策 (1979〜2015)」 の長期的影響と、近年の合計特殊出生率の急低下にある。

米国は人口規模で長く 3 位を維持してきたが、現在はインドネシア・パキスタン・ナイジェリアに迫られる位置にある。特にナイジェリアは 1960 年代の 4500 万人から 2.2 億人超まで 5 倍近く増えており、現在のペースが続けば 2050 年前後に米国を抜く可能性が国連推計で指摘されている。日本は本系列では 2010 年の 1 億 2,807 万人がピークで、2024 年は 1 億 2,398 万人まで減っている — このランキングでは、ピーク後の年次でほかの新興国に順位を抜かれていく過程が見えるはずだ。

編集部としては、2023 年前後のインドと中国の首位交代だけでなく、下位側でナイジェリアが静かに順位を上げていく過程にも注目してほしい。通しで再生すると、半世紀かけて「アジアの時代」から「アフリカの世紀」の入口まで動く。

この30か国の平均は1960年の78.83百万人から2024年の208.46百万人へ2.6倍になった。伸びが最も大きいのはインドの+1,014.95百万人(435.99→1,450.94、3.33倍)で、中国+741.90(2.11倍)、パキスタン+205.56(5.50倍)、インドネシア+195.19(3.21倍)が続く。倍率ではパキスタンが5.50倍で最大、次いでナイジェリア5.17倍(45.05→232.68)、エチオピア、コンゴ民主共和国が並ぶ。

首位交代の時期は、データの出どころによって数年ずれる。国連の推計では2023年にインドが中国を抜いたとされるが、本ランキングの世界銀行データでは2021年にインド1,414.20百万人が中国1,412.36百万人を上回っている。人口の推計は国勢調査のあいだを補間して作られるため、新しいセンサスのたびに過去分が遡って改定される。首位交代のような「一点」の出来事は、こうしたずれの影響を最も受けやすい。

順位の入れ替わりはアフリカとアジアで激しい。エチオピアは24位から10位、コンゴ民主共和国は27位から15位、パキスタンは13位から5位、ナイジェリアは14位から6位、エジプトは19位から13位、イランは23位から17位へ上がった。逆に下げたのはイタリア(11位→25位)・ドイツ(7位→19位)・イギリス(9位→21位)・フランス(12位→23位)・韓国(21位→29位)である。欧州の主要国が軒並み後退している。

日本も同じ流れのなかにいる。1960年は93.22百万人で5位だったが、2024年は123.98百万人で12位。本系列では2010年の128.07百万人がピークで、そこから14年で約400万人減った。人口そのものは1960年より3割多いのに順位は7つ下がったわけで、これは日本が縮んだからというより、ほかの国が増えた速さによる。順位の低下を国内の減少だけで説明すると読み違える。

雑学クイズ

国連の推計で、世界人口が80億人に達したとされるのはおおよそ何年か?

2022年(11月)。1804年に10億、1927年に20億だったことと比べると、人口増加が加速してきたことが分かる。(出典

1人の女性が生涯に産む子の数が、長期的に人口を維持できる水準を何という?

人口置換水準。死亡率の低い先進国ではおおむね2.07前後とされる。(出典

生産年齢人口の比率が高く、経済成長に有利に働く時期を何と呼ぶ?

人口ボーナス(demographic dividend)。逆に高齢化で負担が増す時期は人口オーナスと呼ばれる。(出典

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出典: World Bank「Population, total」(SP.POP.TOTL), CC BY 4.0。