都道府県別生産年齢人口割合(15〜64歳)の推移(2005年〜2024年)

総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ・基礎データ A 人口・世帯)」の指標 A1305「15〜64歳人口割合」から、対象期間2005年〜2024年・47都道府県分の年次推移を収録しています。値の単位は%(小数点以下2桁)。集計値(全国)は除外しています。

都道府県別生産年齢人口割合(15〜64歳)の推移(2005年〜)

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Source: 総務省統計局 — 社会・人口統計体系 都道府県データ 基礎データ A 人口・世帯 (statsDataId: 0000010101, A1305 15〜64歳人口割合) · Government of Japan Standard Terms of Use 2.0 (CC BY 4.0-compatible) · accessed 2026-05-07

最新のランキング(2024年)

Latest snapshot (2024)
Rank Name Value (%)
1 東京都 66.80
2 神奈川県 63.10
3 愛知県 62.00
4 埼玉県 61.40
5 大阪府 61.30
6 千葉県 60.90
7 滋賀県 60.00
8 沖縄県 60.00
9 宮城県 59.60
10 京都府 59.60

このランキングについて

本ランキングは、総人口に占める生産年齢人口(15〜64歳)の割合(%)を都道府県別に2005年から年次で収録したものです。働き手の厚みを示す指標で、社会の支え手の比率を表します。

データから読み取れる傾向

最新年の首位は東京(66.8%)で、神奈川・愛知・埼玉・大阪と大都市圏が独占する。進学・就職で若年層を全国から吸い寄せる構造が、そのまま働き盛り人口の比率の高さに表れている。最下位は秋田(51.6%)で、島根・高知と続く。人口の半分強しか働き手がいない県と、3分の2が働き手の東京とでは、地域社会の支え合いの重さがまるで違う。

注目すべきは、2005年には埼玉・神奈川・東京がいずれも69%台で横並びだったのに、20年で全県が低下し、低下幅に差が開いたことだ。大都市圏は若年流入で下げ渋り、地方は流出と高齢化で大きく下げた。編集部としては、この指標は「東京が若者を集める」効果と「地方が高齢化する」効果が同じ画面でせめぎ合うチャートとして読むのが面白いと考えている。高齢化率・転入率と並べると、人の移動が支え手の地図をどう描き替えるかが見えてくる。

全国平均で見ると、生産年齢人口割合は2005年の64.0%から2024年の56.9%へ7.1ポイント下がり、この20年で反転した年が一度もない。全県が同じ向きに沈むので、順位表を上がれるのは「沈み方が浅かった県」だけになる。沖縄は65.2%から60.0%へ下げながら16位から8位へ、長野は37位から27位へ、岩手は42位から36位へと順位を上げた。値そのものは悪化しているのに順位は改善する——この種のチャートでは、上昇を「良くなった」と読まないことが読み取りの第一歩になる。

低下幅が最も大きかったのは奈良で、66.0%から56.1%へ9.9ポイント落ち、12位から26位へ後退した。高度成長期に大阪のベッドタウンとして一斉に人口を受け入れた地域が、その世代ごとまとめて高齢期に入った結果と考えられる。徳島も28位から40位、北海道は14位から23位へ下げている。ここで区別しておきたいのは、秋田(−9.0ポイント)や青森(−8.9ポイント)のように元から低い県がさらに下げる動きと、奈良のように上位から落ちる動きは原因が違うということだ。前者は若年層の流出が積み重なった結果であり、後者はかつて流入した世代がそのまま歳を重ねたことによる。

首位も入れ替わっている。2005年の1位は埼玉(69.4%)で、東京は69.1%の3位だった。20年後、埼玉は61.4%まで下げて4位に退き、東京が66.8%で首位に立つ。東京の低下幅は−2.3ポイントと全国で最も小さく、若年層の流入が高齢化をほぼ相殺し続けている数少ない県といえる。その結果、最上位と最下位の開きは2005年の10.2ポイントから2024年には15.2ポイントへ広がった。全県が同じ方向へ動いていても、速度の差だけで格差は5ポイント開くのである。

東京だけは直近で反転している。2017年と2018年の65.7%を底に、2024年は66.8%まで1.1ポイント戻した。全国平均が下がり続けているなかでの上昇であり、コロナ禍でいったん鈍った若年層の流入が再び強まったことを示している。東京が4年続けて上昇したのは、この20年で初めてである。ほかの46県はいずれも2024年の値が2005年を下回ったままで、反転の兆しは今のところ見えない。

雑学クイズ

生産年齢人口は通常、何歳から何歳までを指す?

15〜64歳。働く中心世代として位置づけられ、社会保障の「支え手」の規模を測る目安になる。(出典

働き手が多く高齢者・子どもが少ない、経済成長に有利な人口構成を何という?

人口ボーナス。逆に支えられる側が増える局面は人口オーナスと呼ばれる。(出典

高齢者と年少者を生産年齢人口で割った、支え合いの重さを示す指標は?

従属人口指数。値が大きいほど、働く世代1人が支える非労働世代が多いことを意味する。(出典

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出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系」都道府県データ A 人口・世帯(statsDataId: 0000010101, A1305 15〜64歳人口割合), 政府標準利用規約 2.0(CC BY 4.0 互換)。