総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ・基礎データ A 人口・世帯)」の指標 A8301「65歳以上世帯員の単独世帯数」を A7101「世帯数」で除して算出した高齢単身世帯割合データから、対象期間1980年〜2020年・47都道府県分の年次推移を収録しています。値の単位は%(小数点以下2桁)。集計値(全国)は除外しています。
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チャートの操作方法
「再生 / 一時停止」で年次アニメーションを開始・停止、年スライダーで任意の年へ移動、速度セレクタ(0.5×/1×/2×)で再生速度を変更できます。各年は上位12件を表示し、収録データは最新年の上位47件です。
このランキングについて
本ランキングは、全世帯に占める高齢者(65歳以上)の単身世帯の割合(%)を都道府県別に1980年から国勢調査ベースで収録したものです。ひとり暮らしの高齢者がどれだけ一般的かを示す指標です。
データから読み取れる傾向
最新年の首位は高知(17.75%)で、鹿児島・和歌山・山口・宮崎と西日本・四国の県が並ぶ。最下位は滋賀(9.39%)・宮城・愛知。上位の県は高齢化が早く進み、かつ若年層が県外へ出て親世代が残った地域が多い。
このチャートの主題は順位より上昇の急さだ。1980年の最上位だった鹿児島が7.08%だったのに対し、最新年は高知が17.75% — 40年で全国的に2倍以上に膨らんだ。三世代同居が当たり前だった社会から、高齢者がひとりで暮らすことが珍しくない社会へ、という生活様式の地殻変動が数字に刻まれている。編集部としては、これは高齢化率(人口に占める高齢者の割合)とは別の物語を語るチャートだと考えている。高齢者が「何人いるか」ではなく「どう暮らしているか」を示す指標で、見守り・介護の地域課題と直結する。
この指標には例外がない。1980年から2020年までの国勢調査9回分を通じて、47都道府県のどれひとつとして前回調査より下がった年がない。9回すべてで全県が上昇し続けたわけで、これほど一方向にそろって動く指標はほかにあまりない。47県の単純平均は1980年の2.74%から1985年3.43%、1995年5.42%、2005年8.08%、2015年11.32%と段を上がり、2020年は12.54%。40年で4.6倍になった。
首位は長く固定されていた。1980年から2010年まで7回連続で鹿児島が最上位を占め、2015年に高知が16.44%で逆転して2020年も17.75%で首位を守っている。もっとも、順位表の上のほうより注目したいのは下から上がってきた県だ。秋田は1.65%から14.39%へ8.72倍になり39位から9位、青森は7.42倍で33位から11位、北海道は6.64倍で29位から8位、岩手は38位から20位へ動いた。
1980年時点の東北・北海道は、この指標では下位グループにいた。三世代同居が比較的多く残っていた地域だったが、40年でそろって上位に合流している。逆に順位を落としたのは沖縄(7位→35位)・福井(24位→41位)・滋賀(30位→47位)・佐賀(16位→28位)である。ただし滋賀も2.18%から9.39%へ4.31倍に増えており、下がったのではなく、増え方が全国平均より緩やかだったために最下位まで押し出された。
最上位と最下位の差は1980年の6.01ポイントから2020年の8.36ポイントへ広がった。全県が同じ方向へ大きく動きながら、県ごとの開きはむしろ拡大している。なお収録は国勢調査ベースの5年刻みで、9つの点しかない。年ごとの細かな増減や、2020年以降の動きはこのチャートには入っていないため、直近の状況を知りたい場合は住民基本台帳など別系統の統計に当たる必要がある。また分母が世帯数である点も押さえておきたい。高齢の単身世帯が増えていなくても、若い世代の世帯分離が進んで世帯総数が増えれば比率は下がる。逆に世帯数の伸びが止まった地域では、同じ人数でも比率が高く出る。上位県と下位県の差を読むときは、分子と分母のどちらが効いているのかを一度立ち止まって考えたい。
雑学クイズ
高齢者がひとりで亡くなり、長期間気づかれないケースを指す言葉は?
孤独死(孤立死)。単身高齢世帯の増加を背景に社会問題化し、自治体の見守り事業などの契機となった。(出典)
2000年に始まった、高齢者の介護を社会全体で支える保険制度は?
介護保険制度。40歳以上が加入し、要介護認定に応じて在宅・施設サービスを受けられる。(出典)
高齢化率が7%・14%・21%を超えた社会は、それぞれ何と呼ばれる?
高齢化社会・高齢社会・超高齢社会。日本は2007年に世界に先駆けて超高齢社会に入った。(出典)
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- 都道府県別単身世帯割合の推移 — 高齢者に限らない単身化の流れ。
- 都道府県別高齢化率の推移 — 高齢者の量を示す基本指標。
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出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系」都道府県データ A 人口・世帯(statsDataId: 0000010101, A8301÷A7101 で算出), 政府標準利用規約 2.0(CC BY 4.0 互換)。