みそ支出額が多い都市ランキング(2006〜2024年)

総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)<品目分類>各年の都道府県庁所在市別支出金額及び購入数量」の第6表「油脂・調味料」シートから、対象期間2006年〜2024年・52都市分の『みそ』年間支出額を年次系列で収録しています。値の単位は円(1世帯あたり年間支出)です。集計値(全国、都市階級、地方)は除外しています。家庭で購入されたみその金額が対象です。

ランキングの見方

本ランキングは1世帯あたりの「みそ」年間支出額(円)を都道府県庁所在市・政令指定都市別に並べたものです。米味噌・麦味噌・豆味噌・合わせ味噌など家庭で消費されるみそ類の購入金額が対象で、業務用や外食での使用は含みません。世帯ごとの支出傾向を見るためのデータであり、商品の品質や価格の優劣を示すものではありません。

みそ支出額が多い都市ランキング

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Source: 総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯)<品目分類>各年の都道府県庁所在市別支出金額及び購入数量 第6表 油脂・調味料(2006〜2024年) · Government of Japan Standard Terms of Use 2.0 (CC BY 4.0-compatible) · accessed 2026-05-14

最新のランキング(2024年)

Latest snapshot (2024)
Rank Name Value (円)
1 熊 本 市 ¥3,911
2 福 島 市 ¥3,699
3 長 崎 市 ¥3,412
4 秋田市 ¥3,410
5 長野市 ¥3,390
6 水 戸 市 ¥3,382
7 秋 田 市 ¥3,337
8 宮 崎 市 ¥3,315
9 大 分 市 ¥3,283
10 佐 賀 市 ¥3,074

最新年の上位

2024年の1位は熊 本 市(円)、2位は福 島 市(円)、3位は長 崎 市(円)でした。最新年の最高値(3410円)と最低値(2405円)には差があり、都市ごとの家庭支出・購入傾向に地域差が見られます。家計調査の値だけで購入理由や商品選好の全体像までは判定できません。

データの注意点

本データは家計調査の二人以上の世帯を対象とした標本調査の年次値です。単身世帯や事業所での購入は含まず、調査対象世帯の規模・年齢構成によるバイアスがあります。年ごとの値は標本変動や表章変更の影響を受けるため、長期傾向を見る際は単年の順位変動だけで判断しないでください。外食や加工食品に含まれるみそは直接の対象ではありません。

関連アイテムを選ぶときのポイント

家庭でみそを選ぶ際は、原料(米・麦・豆)と熟成期間で味わいが変わります。日常使いには汎用性の高い合わせ味噌、地域性を楽しむなら産地別の単独原料味噌、減塩志向なら塩分控えめタイプも選択肢です。だし入り味噌や即席みそ汁との使い分けで日々の手間を調整できます。

あわせて、食品・日用品の購入傾向を比較する場合は、しょう油支出額が多い都市ランキング米支出額が多い都市ランキングも参考になります。

データから読み取れる傾向

最新年の上位は秋田市(3,410円)・長野市・山形市・前橋市。信州味噌の長野、麹文化の東北と、寒冷地の発酵保存食の伝統がそのまま順位に表れる。最下位は佐賀市・岐阜市だ。

編集部としては、味噌は醤油・納豆と並ぶ発酵調味料の代表で、東日本・日本海側の支出が厚いことが品目をまたいで一貫していると考えている。ただし全国的には、味噌汁を作る頻度の低下で家庭の味噌支出は長期で緩やかに減っている。

みその家庭支出も、緑茶ほどではないが縮んでいる。収録都市の平均は2006年の2,825円から2008年の3,146円でピークを打ち、2023年の2,381円が最低、2024年は2,667円である。ピークから15%ほど下がった計算だ。ただし直近の2023年から2024年にかけては286円戻しており、緑茶のような一方通行にはなっていない。調味料としての需要は、飲料ほど代替が効かないということかもしれない。

上位の顔ぶれは比較的安定している。2006年の首位は長野市の4,753円で、秋田市3,435円・熊本市3,421円・宮崎市3,271円が続いた。2024年は秋田市3,410円・長野市3,390円・山形市3,052円・前橋市2,773円・さいたま市2,722円。長野市と秋田市が19年にわたって上位2都市を分け合っている。信州味噌の長野と麹文化の東北という構図は、この期間を通じて崩れていない。

一方で下位は入れ替わりが激しい。2006年の最下位は神戸市2,035円・鳥取市2,186円・奈良市2,192円だったが、2024年は佐賀市2,405円・岐阜市2,421円・福岡市2,445円である。2006年に5位だった佐賀市が2024年に最下位というのは大きな動きだ。前橋市も2012年に最下位(1,928円)だったのが2024年は4位まで上がっている。中位から下位のあいだでは、年ごとの振れがかなり大きい。

上下の差は2006年の2,718円から2024年の1,005円へ、3分の1近くまで縮んだ。比でも2.34倍から1.42倍である。19年で地域差がここまで収束した品目は、本シリーズでもあまりない。なお収録都市数は2006年が33都市、2012年以降は19都市と変わっている。家計調査の公表対象が年によって違うためで、都市数の異なる年をまたいで順位を比べることはできない点に注意したい。

雑学クイズ

味噌の発酵に欠かせない、米や大豆に繁殖させる微生物は?

麹菌(こうじきん)。日本の「国菌」に認定されており、味噌・醤油・酒造りに使われる。(出典

米麹を使う「米味噌」に対し、愛知などで作られる大豆主体の味噌は?

豆味噌(八丁味噌など)。麦麹を使う麦味噌もある。(出典

長野県で多く生産される、淡色で辛口の味噌の通称は?

信州味噌。全国の味噌生産量の大きな割合を占める。(出典

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出典: 総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)<品目分類>各年の都道府県庁所在市別支出金額及び購入数量」第6表「油脂・調味料」シート、政府標準利用規約 2.0(CC BY 4.0 互換)。アクセス日: 2026-05-14。Ranking Atlasが出典データを加工して作成。